ロシアの宇宙飛行士アナトリー・イワニシン氏とイワン・ワグネル氏は、ドッキング装置のゴム製の目詰めシールをテープでふさいだ。時間の経過とともに摩耗して空気が漏れ始める可能性があると考えたからだ。その後、乗組員らは、圧力を制御するために空気漏れのモジュールのハッチを一晩閉じた。
一晩経ってハッチを開いた後、「空気が漏れている」区画の圧力は617 mmHgだった。ハッチを閉じる前は732 mmHgだった。
ISSロシア区画のフライトディレクタであるウラジミール・ソロビエフ氏によると、空気漏れは「非常に小さく」、「あるかないか」のようなもので、大きさが0.6〜0.8mmとみられる穴あるいは亀裂は見つからない可能性があるという。
ロシアにおけるISS運用を行っているロスコスモスは、乗組員が長期間にわたって漏れの問題を解決できない場合はISSに空気を追加供給する必要があると指摘した。