アサド大統領は、「彼はリビアのテロリストを支援しており、主要な先導者であるといえる。そして、この間はじまったアゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノ・カラバフでの紛争のイニシエータでもある」と述べた。
アサド大統領によれば、戦闘員らは特別行政区からナゴルノ・カラバフに広がり、シリア政府はこれを確認することができるという。
アサド大統領は、「そのためナゴルノ・カラバフで同様の手法を使っていることは証拠を必要とせず、これは非常に現実的だ。なぜなら、私がすでに述べたように、まさにトルコがこの問題を引き寄せ、煽ることでこの紛争を開始したのだ」と強調した。
この間、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、トルコのガズィアンテプ市を経由してシリアから戦闘員300人がバクーへ移されたと表明した。マクロン大統領によれば、戦闘員らはシリアのアレッポ地域で活動するグループの一員らであるという。
ナゴルノ・カラバフ紛争
紛争はナゴルノ・カラバフ自治州がアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国からの離脱を宣言した1988年2月に始まった。1992年から1994年の武力衝突でアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ及び隣接する7つの地域の支配権を失った。
アゼルバイジャンは領土保全を主張しているが、未承認国家ナゴルノ・カラバフは交渉当事者ではないためアルメニアがナゴルノ・カラバフの利益を擁護している。
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