金沢医科大 ロシアとの国際医療協力合意を締結

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金沢医科大学、モスクワの美容整形外科研究所、ヤロスラブリ国立医科大学の3者が共同で日露内視鏡技術教育センターを創設するメモランダムを締結した。合意文書への署名はオンライン形式で行われた。

ビデオ会談で金沢、モスクワ、ヤロスラブリの専門家らは内視鏡技術分野における協力合意を締結した。この日露センターは、内視鏡学及び整形外科を含むその関連専門分野における新たな教育システムを構築する上で重要なステップとなりうる。ロシアの専門基準ではこの分野の医師には5年の医療研修で必要不可欠なスキルを身に着けることが義務付けられている。

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ピロゴフ記念ロシア国立研究医科大学・整形修復外科美容細胞技術科の科長でロシア保健省健康保健課の整形外科医を務めるナタリア・マントゥロワ氏は、「ロシアでは8月17日、『整形外科医』の専門基準が承認されました。本文書に記されている専門性が確立されたことを受けて、整形外科は学際的医療に認められ、関連分野の知識、スキルを含めることになり、さらにこの文書によって、標準に定められた全ての学際的な知識、スキルを得る権利を取得することになりました」と語っている。

マントゥロワ氏は、日本の大学との内視鏡分野のプロジェクトはさらなる専門家を養成し、現代のロシアの整形外科医の知識とスキルのすそ野を広げる上で極めて重要と評している。

組織側によれば、合意した3者は今後、創設するセンターの活動内容を決め、教育プログラムを開発し、教員、医療実習者らの交流の可能性を検討する。


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