同選手は、シーズンオフの練習で4回転サルコーに成功するなど、技術面での飛躍を勝ち取っているが、表現力に課題が残ると言われている。
先日、国際スケート連盟(ISU)の紀平選手のページが更新され、コーチとしてステファン・ランビエル氏と浜田美栄氏の名が掲載された。同時に、ロシアや欧州のメディアでは、エフゲニー・プルシェンコ氏が指導を行うのではないかと予想している。
報道によれば、現在、紀平選手はプルシェンコ氏とSNSなどを通じて自身の演技について具体的な援助を受けているのだという。カナダのブライアン・オーサーコーチからプルシェンコ氏へ変更するのは、課題の克服が目的ではないかとされる。プルシェンコ氏は、「皇帝」として日本でも人気が高く、なによりも感情をあらわにしたスケーティングが大きな魅力の選手だった。同氏のそうしたエネルギッシュな面から学び、表現力のレベルアップを図るのが目的ではないか。
紀平選手は誰に師事するのか、プルシェンコ氏の力を借りてレベルアップを図り、最強のロシア選手らに対抗することができるのか。今季のGPシリーズも目が離せない。