ESAのサイトに公表されたインフォグラフィックによれば、打ち上げは2022年9月20日17時10分(モスクワ時間)に予定される。必要な場合には、「打ち上げウィンドウ」(弾道条件としてもっとも好ましい飛行期間)と呼ばれる期間が終わる2022年10月1日までの他の日程に変更される可能性がある。
火星へ下降する装置の着陸は9ヶ月後の2023年6月10日の18時32分(モスクワ時間)を予定する。
3月にロシアの宇宙開発企業ロスコスモス社とASEは、補足実験のためステーションの打ち上げを2020年から2022年に延期すると発表した。この他にも、新型コロナウイルスの拡大が今後予定していた作業上の副次的な問題を引き起こした。
打ち上げは輸送用ロケット「プラトン-M」を利用しバイコヌール宇宙基地で実施されることが計画されている。ミッションは、前タイプの「ExoMars-2016」と同様に、火星の現在または過去に生息した生命体の痕跡を探索することが目的とされる。