この「職業換え」に準じてSu-34の乗員も相応の訓練を行わねばならない。
現在、航空宇宙軍の抱えるSu-34は130機あまり。2020年、ロシア国防省からの発注の最初の納品機の製造が開始されているが、そのうち24機がSu-34の刷新型。開発者によれば、刷新型はパワフルで多様な兵器が搭載されている点が従来のものと異なる。
ロシア空軍元中将ヴァレーリー・ゴルベンコ氏はイズヴェスチア紙からの取材に、Su-34は将来、戦闘課題を遂行する際に十分に自衛が可能と語っている。理論上は爆撃機は戦闘機に随伴飛行されねばならないが、実践では爆撃機をカバーする戦闘機の数はいつも足りているわけではない。
「これはパワフルな超音速機で、上空1万5000メートルまでは敵戦闘機に対し、『空対空』ミサイルを用いることが可能。Su-34は十分にマヌーバが利くため、あらゆる操縦が可能であり、空中戦も行える。」