EU、ロシアの7個人・団体に制裁発動 ナワリヌイ氏の事件をめぐり

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ロシアの野党政治家アレクセイ・ナワリヌイ氏の中毒事件をめぐり、ロシア連邦保安庁のアレクサンドル・ボルトニコフ長官、ロシア大統領府のセルゲイ・キリエンコ第1副長官、その他4人のロシアの高官がEUの対露制裁ブラックリストに追加された。15日に発行された欧州連合官報に掲載されたEU理事会決議に記載されている。 制裁リストには、ロシアの国立有機化学技術研究所も加えられた。

制限措置は、EU領域への渡航禁止や、欧州の銀行のあらゆる資産の凍結を規定している。

アレクセイ・ナワリヌィ氏の入院

8月2日、オムスクでロシア野党指導者のアレクセイ・ナワリヌィ氏が病院に搬送された。同氏は移動中の機内で体調急変。病院では意識不明の状態で人工呼吸器につながれていた。その後、航空機で独シャリテー・ベルリン医科大学に移送された。

ドイツ側は、ナワリヌィ氏の中毒は神経剤「ノビチョク」によるものと主張。一方、ロシアの医師はナワリヌィ氏の体内に毒物を確認できなかった。ドイツは主張の証拠をモスクワに提供しておらず、加えて中毒にはロシア当局が関与していると非難している。ナワリヌイ氏は9月22日に退院した。

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