米ノースカロライナ大学グリーンズボロ校の研究チームは複数の実験を行い、その中で被験者に最近出会った可能性がある情報やニュースの修正版を見せた。より以前の偽情報については修正版の前にリマインドするのみとした。
その結果、このような「偽情報リマインド」は事実を記憶しやすくし、被験者の確信を高めたという。研究チームは、この効果により記憶が促進されるとしている。
論文の筆頭執筆者のクリストファー・ワリヘイム同大心理学科准教授は「これは意図的に他人を騙したり混乱させる方法を知ることが有益である可能性を示唆している。このような知識をもつことで、政治目的の偽情報拡散に対抗するために使用される戦略情報を得ることができる」と語る。
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