ドイツ放送局「ドイチェ・ヴェレ」 慣例的な「姓名」の記載変更での外国メディアの困難ついて報告

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ドイツの国営放送ドイチェ・ヴェレ(DW)は、日本に滞在する英語圏の記者らは、記事の中で、欧州の「名前と姓」という並びではなく、日本人の姓と名前という「日本式」の順番へ変更する上で困難を抱えていると報じた。

DWは、昨年9月に当時の安倍晋三首相が、日本の姓名の記載での標準化について、公式書類で日本人の姓名をローマ字表記する際、「姓-名」を標準化する意図について発表したことを指摘した。

DWによれば、NHKはすでに運用面で新しい記述に方針を切り替えたが、しかし、他のメディアはまだそのことに困難を抱えているという。

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日本経済新聞の英語版の記者らはDWに対し、公式な変更は今のところされていないが、しかし、「いずれにしても間もなく、特に、河野太郎氏(当時の防衛大臣)がこの点を表明したのちに実施がされるとのことだ」と語った。

DWは、読売新聞の英語版「The Japan News」や朝日新聞、「毎日新聞」の英語版、「The Japan Times」「Kyodo News」といったメディアが氏名の記述に関する編集方針を課題としていると報じた。

またDWは、「The Daily Beast」の日本特派員ジェイク・アデルスタイン氏のコメントを引用している。

同氏は、「これは日本のメディア管理と同様、外国メディアへの管理を図ろうとする日本政府の次の試みといえる」との見解を明らかにした。

日本の内閣府がDWに対し状況についてのコメントを寄せている。

「確かに外国メディアに日本の姓名の順番を変更する決定が行われたが、それはこれが日本の伝統だからだ」。

なぜこの100年それが日本の妨げとならなかったのかとのDWの質問に対し、政府代表は、かつて日本は欧州の伝統に「合わせてきた」が、しかし今、状況は変化したのだと強調した。

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