専門家らの評価では見つかった地上絵は幅30センチから40センチの明確な線で描かれており、紀元前800年から100年の古代パラカス文化の後期に属す。この時代、猫はカルト的動物として崇められていた。
Peruvian archaeologists uncover a 37-meter-long cat etching in a little-explored area of the country's celebrated Nazca Lines UNESCO heritage site https://t.co/izFnjxDnXB pic.twitter.com/nKOnGcAzQE
— Reuters (@Reuters) October 20, 2020
これにより新たな地上絵は今から2000年以上前に作られたことになり、ナスカの地上絵の中では最古の作品となる。
考古学者らは、猫は形が見えるか見えないかの状態にあったため、今回の発見はうれしい偶然の一致と喜んでいる。猫は急斜面に描かれており、当然ながら何世紀にもわたる自然の侵食を受けているからだ。それでも学者らは侵食の跡を取り除き、猫の地上絵を保存することに成功した。
ナスカの地上絵は1994年にユネスコの世界遺産に登録されている。