寒中水泳は認知症の発症を遅らせる

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英ケンブリッジ大学の研究者らが、寒中水泳で認知症などの神経変性疾患の発病を遅らせる効果があることを実証した。ザ・インディペンデントが報じている。

研究者らが寒中水泳を行う、多くの人達の健康状態を2016年から2018年の期間にわたって観察したところ、低温に応答して脳で産生されるRNA結合性の低温ショックタンパク質であるRBM3のレベルが高いことがわかった。観察に先立って行われたマウスを使った実験でもこのRBM3が認知症の進行を妨げることがわかっている。

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研究者らは寒中水泳をする人と、太極拳を行い、風邪をひきにくい人たちを比較したところ、RBM3レベルが高かったのは寒中水泳をする人だけだった。この組み合わせは低温への適応に重要な役割を演じるもので、植物の組織、冷血動物には多量に存在するが、同じく哺乳類にも、そして人間にも同じものが見つかった。

研究者らはこの発見が将来、神経変性疾患の新しい予防手段の開発に役立つことを期待している。

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