神奈川・障がい者施設19人刺殺の植松死刑囚 作品が「死刑囚表現展」に

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神奈川県相模原市の知的障がい者福祉施設「津久井やまゆり園」で入所者・職員45人を殺傷した植松聖死刑囚が拘置所で制作した作品が「死刑囚表現展」に展示される。同展示会は23日から25日まで東京都内で開催。神奈川新聞が報じている。

植松死刑囚は2016年7月、勤務経験があった同園の入所者19人を刃物で殺害、職員を含む26人に重軽傷を負わせた。今年3月に神奈川県横浜地裁で開かれた裁判員裁判で死刑が宣告され、弁護人の控訴を水から取り下げて判決が確定した。現在は東京拘置所に収容されている。

​表現展は死刑廃止派の市民団体が2005年に始め、今年で16回目という。展示担当者によると、「死刑囚は出展を重ねるうちに贖罪の気持ちを深めていく傾向がある。彼らの処遇がほとんど開示されない日本で、心境を垣間見られる機会にしたい」と話す。

このほか、17人による計100点が展示される。秋葉原無差別殺傷事件(2008年)の加藤智大死刑囚や大阪寝屋川中男女殺害事件の山田浩二死刑囚のイラストや詩歌もある。

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