今回発表された新型潜水艦「SMX31E」は全長77メートル、幅約10メートル、排水量3200トン。広範囲の自動化により、この大型潜水艦は乗組員15人で任務を遂行することができる。また、必要に応じて、特殊作戦部隊を収容することも可能。
専門家らによると、革新的な大型潜水艦「SMX31E」のコンセプトは今後数年間で実現する可能性は低いが、提案されたアイデアのいくつかは、未来の潜水艦建造への道を形作る可能性が高いという。
また、日本では通常電力型潜水艦の建造が顕著に進んでいる。14日には、リチウムイオン電池搭載のディーゼル型電気推進方式の潜水艦「たいげい」の進水式が行われた。この潜水艦には最新の電気機器が使用され、潜水艦の欠点となる騒音のレベルを大幅に低減させている。
「たいげい」の排水量は3000トン、全長84メートル、幅は9.1メートルと、欧州の「SMX31E」とほぼ同程度。両潜水艦の大きな差は、乗組員の数。「SMX31E」の乗組員数が15人なのに対し、「たいげい」は77人。