モンスターウルフというこの装置は赤外線センサーで20メートル以内の動くものを検知できる。威嚇方法は1キロ四方に轟く、約60種の大きな音、目のLEDライトの16パターンの発光。オオカミの姿をした胴体に内蔵されており、ソーラーパネルとバッテリーで24時間体制で機能する。北海道に設置されたロボットオオカミは体長1メートルある。
山梨で害獣防止のために設置されてる「モンスターウルフ」だって
— ヨッシー (@yoshi20001234) March 21, 2018
こんなん夜中に見たら怖いw pic.twitter.com/FTS4jaSQs3
開発した北海道奈井江町の企業は、最初は地元北海道でヒグマ、エゾシカを追い払うモンスタービームという装置をつくり、受注をうけていたが、機能をオオカミの姿に内蔵することで、効果を分かりやすい形で買い手に示したという。
モンスターウルフは日本の数県でサル、クマ、シカ、イノシシを威嚇、撃退する効果が実証され、野生動物による被害に苦しむ62か所ですでに導入されている。海外のマスコミにも取り上げられ、カナダ、フランス、ベルギー、ドイツ、ブルガリアなどから問い合わせが入っている。
種苗交換会の農機具とか見に来てるんだけど、おもしろいの見つけた‼️
— TAKARA (@fantasticB_XYZ) November 4, 2018
野生動物撃退装置「モンスターウルフ」だって❗️#種苗交換会#野生動物撃退 pic.twitter.com/YsNPa16kcO
山や森の伐採で食べ物がなくなり、クマが人里に下りてくるようになったのは人間の手による生態系の破壊が原因。それをまた追い払うのに、害獣として徹底して駆除され、20世紀初頭に絶滅したニホンオオカミの「案山子」が100年を経てロボットで出現する時代になったということだろうか。