事前にオークションハウスのサイトで6000ユーロ(約75万円)が提示された1935年の6ページの原稿の他に、ナチス総統のシルバーカトラリーや彼のイニシャルとカギ十字章の記されたコーヒーポット、ハガキ、ナプキンが出展された。同オークションハウス代表は、まだ落札結果についてコメントを発表していない。
以前、欧州ユダヤ人協会のメナへム・マルゴリン代表は、ミュンヘンのオークションハウスでナチス指導者の物品を販売することは、ヒトラー崇拝を是認することを助長する「無責任」は行為だと指摘した。
ドイツでは頻繁にヒトラーの物品の販売が行われている。2019年11月にはオークションハウス「ヘルマン・ヒストリカ」でナチス指導者の帽子が競売に出され、5万ユーロ(約620万円)で落札された。昨年、ヒトラーのいくつかの絵画がベルリンとニュルンベルクのオークションに出展された。2014年にはヒトラーの絵画の1つがニュルンベルクのオークションに出展され、中国のバイヤーが10万ユーロ(約1241万円)で落札したことが報じられた。
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