ニューヨーク・タイムズ紙がメキシコテレビの話をもとに伝えるところによると、バチカンは収録後のメッセージからシビル・ユニオンの部分を削除し、テレビ側には編集済みのインタビューを渡したという。その後、番組ディレクターがバチカンのアーカイブで削除された箇所を見つけ、映像に入れ込んだ。
バチカンが本当にローマ教皇の発言を検閲したか、事実確認を問うNYT紙に対し、バチカンのマテオ・ブルーニ報道官は回答を拒否。フランシスコ1世自身が動画の編集を把握していたかも明らかになっていない。
一方、TelevisaはAP通信に対し、2019年のインタビューの最大の焦点は聖職者による性的暴行であり、同性婚に関する発言をそれほど重要視していなかったと明かす。実際、フランシスコ1世が「シビル・ユニオン」について言及するのは初めてではなく、以前にも何度か触れている。