様々な症状でコロナ感染を経験した英国人8万4千人強を対象にGreat British Intelligence Testを使った記憶テストと認知スキルテストを行った。年齢、性別、教育レベル、活動領域、慢性疾患も考慮された。
その結果、コロナ感染症が文章や言葉の理解度、課題解決能力に悪影響を及ぼしたことが分かった。一方で数字を記憶する能力、空間記憶、感情の認識に低下は見られなかった。さらに重度のコロナ感染症を患った被験者には、他の感染経験者に比べ、回復後も深刻な知能低下が確認された。
研究リーダーのアダム・ハンプシャー氏は、コロナウイルスが認知機能に影響を与え、回復後も影響が続くという仮説がこの研究により証明されたと話す。
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