現地時間26日午前0時の時点で、韓国ではインフルエンザワクチン接種後に死亡した人が計59人確認されている。死者は高齢者が多い。
70代の死者は26人、80歳以上の死者も26人、60歳未満は5人、60代は2人となっている。
先に韓国の疾病管理庁は、インフルエンザ予防接種後に死亡した26人の検査結果を分析し、予防接種との直接の因果関係はみられなかったことから、引き続き予防接種キャンペーンを行うことを認めた。
一方、チェジュ(済州)特別自治道では72の民間医療機関が韓国医師協会による1週間の予防接種中断の呼びかけに賛同することを決めた。また韓国ワクチン協会は、インフルエンザ蔓延とコロナウイルスによる状況悪化を防ぐため、予防接種キャンペーンを停止しないよう訴えている。
最初の死亡例が確認されたのは10月16日、仁川市で17歳の高校生が接種後に容態が急変し、死亡した。これに続いてソウル、京畿道で死亡が確認された。その大半が高齢者。