米国から大量プラゴミが貧国に輸出 目を覆う惨状

© AP Photo / Kathy Willens米国から大量プラゴミが貧国に輸出 目を覆う惨状
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米国は毎年、100万トン以上のゴミを貧国に輸出している。ゴミを受け入れる国はこれだけの量に対処せざるをえない。例えばマレーシアの屋外のゴミ捨て場には米国からの輸入ゴミの55%がそのまま放置されており、インドネシア、ベトナムも輸入ゴミの81%から86%が手つかずの状態にある。この件に関する研究者らの調査結果を英ガーディアン紙が報じている。

米国の輸出ゴミの状況を著しく変える可能性があるのが、外国からのゴミ持ち込みに関する中国の禁止令だ。ベトナム、マレーシア、タイも今、この中国の例に倣おうとしている。

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ところが米国は従来からの海外の「ゴミ捨て場」の代替場所をすでに確保している。それがカンボジア、ラオス、ガーナ、エチオピア、ケニア、セネガルだ。これらの諸国にはまだ厳しい環境規制がしかれていない。

ガーディアン紙の記者は、米国からゴミの山が運び込まれている、あるベトナムの村を取材し、息をのんだ。ゴミの大半はプラスチックだった。ゴミ焼却場で働くある男性はガーディアン紙からの取材にこう語った。

「ここで燃やされるプラスチックから出る煙を吸い込むのは恐ろしいし、ここの水は怖くて、我々にはとても飲めない。それでもお金がないので、ここで働く以外の選択肢はないんだ。」

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