メル・ギブソン氏 世界の大国にナゴルノ・カラバフ介入を呼びかけ【動画】

© AP Photo / Vianney Le Caer/Invisionメル・ギブソン
メル・ギブソン - Sputnik 日本
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米生まれ豪育ちの映画俳優、メル・ギブソン氏はナゴルノ・カラバフ情勢について触れ、アルメニア国民を応援する気持ちを語った。ロシア語国際放送RTVIが伝えている。

メル・ギブソン氏は「深い悲しみをもって、最近のアルメニア“アルツァフ”紛争の悪化について知った。私には米国にアルメニア系の友人が大勢いて、彼らから苦しみや、親類縁者を失ったことを聞いている」と語る。

「アルメニア人を大変尊敬している。とても忍耐強く寛大な心をもっている。多くの困難に直面せざるを得なかった。彼らの才能は、あなたも知っての通り、無限だ」と強調した。

メル・ギブソン氏は平和的解決を祈っていると語り、この状況に「大国が介入して欲しい」と訴えた。「平和に落ち着いてくれることを願っている。友人よ、強くあり続け、これからもなすべきことを続けて欲しい。そうすれば神の祝福がある」と結んだ。

​ナゴルノ・カラバフの状況

アルメニアとアゼルバイジャンの国境に位置するナゴルノ・カラバフの状況は9月27日に緊迫化し、紛争地域で活発な戦闘が繰り広げられている。アゼルバイジャンとアルメニアでは戒厳令と軍事動員が発表された。両国とも民間人を含む死傷者が出たと発表している。アゼルバイジャン政府は、カラバフのいくつかの村と複数の戦略的高地を支配下に置いたと発表した。また、アルメニア政府は、ナゴルノ・カラバフ国境から離れた場所から砲撃を行なっていると明らかにしている。

ナゴルノ・カラバフ紛争は、ナゴルノ・カラバフ自治州が1988年2月にアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国からの離脱を表明したことから始まった。1992年以降、ロシア、米国、フランスの三ヶ国が共同議長を務めるOSCEミンスク・グループの枠組みの中で同紛争の平和的解決に向けた交渉が行われてきた。

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