サンゴ礁のマッピングを行っていたグレートバリアリーフで20日、高さ500メートルにもなる新しいサンゴ礁が120年ぶりに発見された。その後、研究者らは25日に水中ロボット「SuBastian」をそのサンゴ礁に下ろし、この様子は研究所のウェブサイトからライブ配信された。
このエリアで8番目に発見されたこのサンゴ礁の根元の幅は1.5キロ、高さは500メートル、海底が最も浅い部分では海面下の水深40メートルにまで達している。
同研究所のウェブサイトでは、その創設者であるウェンディ・シュミット氏の以下の言葉を引用している。「今回の予期せぬ発見は、我々が海の中の未知の構造物や新しいものを探し続けていることを証明するものです。」
グレートバリアリーフは、オーストラリア北東部の沿岸2300キロにわたって広がる世界最大のサンゴの群生地。この一帯は、世界のサンゴ礁の約10%を占める約3000のサンゴ礁で構成されている。