仮想通貨のハッキング 2012年以降の総被害額は1兆4200億円

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2012年以降、ハッカーは仮想通貨取引所やデジタル資産を保管するウォレット、分散型アプリケーション(DApps)に対して330件以上のハッキングを行い、136億ドル(約1兆4200億円)以上の仮想通貨を盗み出している。VPN サービスを提供する「Atlas VPN」が、ウェブサイトでその調査結果を報告している。

仮想通貨EOSのブロックチェーンは、分散型アプリケーションを動かすためのプラットフォームとなっている。「Atlas VPN」の専門家は、ハッカーは多くの場合、この分散型アプリケーションを攻撃していると指摘。このようなケースは117件報告され、被害総額は2820万ドル(約29億4300万円)に達する。

次にハッカーが好んで攻撃を行うのは、ブロックチェーンプラットフォームのイーサリアム。このケースでは33件の報告例があり、被害総額は3億6400万ドル(約380億円)相当。

「Atlas VPN」の調べにより、ハッカーらは、仮想通貨取引所やウォレットからデジタル資産を最も多く盗み出していることが明らかになった。同サービスの試算では、仮想通貨取引所でハッキングが行われた件数は、87件。ハッカーは総額48億ドル相当(約5010億円)を引き出していることが分かった。ウォレットが攻撃された件数は36例。この場合の被害総額は約72億ドル相当(約7500億円)。

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