ウィーンでトルコ出身の若者らが教会を襲撃

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トルコ出身の若者ら、およそ50人がオーストリアの首都ウィーン・ファヴォリテン地区にあるカトリックの聖アントニオ教会を襲撃した。国内最大発行部数を誇るクーリール(Kurier)紙が警察による発表をもとに報じた。

29日の夕方、50人近くの若者らが教会に押し入り、ベンチや告解室を破壊するなどの乱暴を働いた。

​クーリール紙によると、若者らは「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたという。

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司祭補が警察に通報したものの、暴徒は警察が駆けつける前に逃走した。ただし、暴徒の姿は防犯カメラに記録されている模様。

警察は今回の犯行にトルコ出身のイスラム教徒らが関与したと見ている。国内に暮らす一部のイスラム教徒らは過激思想への傾倒が指摘されており、警察はかねてからマークしていたという。警察は現時点で10人の容疑者を特定している。

オーストリアのカール・ネハーマー内相は事件を批判する声明を発表し、「我々の力でキリスト教社会を保護する」と発言した。

また、セバスティアン・クルツ首相はツイッターに投稿し、オーストリア内における信仰の自由を保護する姿勢を強調した。クルツ首相は投稿の中で、「政治的なイスラム教徒には敢然と立ち向かい、偽りの寛容精神は発揮しない」と記した。

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