アビアポイスクは「かつての日本の陣地で鋼鉄製ヘルメット、有坂銃の薬莢と実包、ガスマスクの破片、弾薬盒、ウエストベルト、雨衣、ベルト用や剣帯用、背嚢用のバックル、生活用品など、大量の装備品や武器が見つかった」と発表した。
なお、ソ連兵と日本兵の遺骨はまだ発見されていない。調査活動は今後、たくさんの雪が降るまで約1か月間続けられる。
戦場で見つかった犠牲者の遺物や所持品は、サハリン州の記念博物館「パビェーダ(勝利)」に引き渡される。
日本のハラミトフスキー要塞地域(ハラミトゲ)では、サハリン島南部の解放をめぐり、最も激しい戦いが繰り広げられた。要塞地域は大日本帝国軍の兵士5000人以上によって守られていた。1945年、要塞地域をめぐる戦いで双方の兵士およそ2500人が死亡した。