3日、チェチェンのベスチ・レスプブリキ紙はインスタグラムの公式サイト上に、フランスのシャルリー・エブド紙を諷刺する画を投稿した。諷刺画には、コーランに向かって毒を吐く蛇を握りしめる男性が描かれている。シャルリー・エブド紙を象徴する蛇には「イスラム嫌悪」の文字が書かれている。
А ведь чеченская карикатура куда моральней последней карикатуры Шарли на Францию и,если чьи чувства и оскорбляет,так самих карикатуристов Шарли Эбдо и ИГИЛ. https://t.co/llaZUb1uD1 pic.twitter.com/tE7VPCZXIP
— Эльвира (@tonks2008) November 3, 2020
ドゥダエフ情報報道相は、ベスチ・レスプブリキ紙が掲載したシャルリー・エブド紙の諷刺画について、いかなる民族や宗教的感情を傷つけるものではないと強調した。また、「西側世界で歓迎されている言論の自由」に基づき、仏紙の「作品」にプロとして注目したにすぎないとコメントした。
ドゥダエフ情報報道相によると、インスタグラムの運営側は「暴力または危険団体」を理由にこの投稿を削除したという。
これに対し、イスラム教徒の宗教感情を害した諷刺画は仏紙のアカウントから削除されていない。そのため、今回の措置についてドゥダエフ情報報道相はダブルスタンダードに相当すると批判している。
インスタグラムで削除された諷刺画は、ベスチ・レスプブリキ紙のサイトで閲覧できるほか、11日に出版される次号にも掲載される見通し。
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