バイデン氏に投票した市民の3割、「抗議のため」

© REUTERS / Jonathan Ernst米大統領選
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米大統領選でジョー・バイデン氏に投票した有権者のおよそ3割が、票を投じた理由について、民主党候補への積極的な投票ではなく、トランプ現大統領に対する抗議の気持ちの表れだと答えている。米CNNテレビが実施した出口調査の結果判ったもので、バイデン氏の政策に支持する気持ちから投票したと答えた人は64%だった。

一方、トランプ氏の支持者らは、バイデン氏に対抗するためではなく、トランプ氏自身の政治路線に共感し、投票している。

複数の投票所で実施された出口調査では、38%の回答者が民主党を、また35%が共和党をそれぞれ支持していると答えた。

またこの調査では、大統領選挙に投票した市民のうち最も多いのが白人で65%、アフリカ系が12%、ラテン系が13%、アジア系が3%であることが判っている。

さらに年齢別では45歳から64歳が38%ともっとも多く、18歳から29歳までが16%ともっとも低かった。さらに性別では53%が女性、学歴別では55%が高等教育を受けていない市民となっている。


米国の大統領選挙は11月3日に実施される。期日前投票はすでに一連の州で開始された。 今回の選挙は共和党推薦候補で現職のドナルド・トランプ氏と民主党推薦のジョー・バイデン氏の一騎打ちとなる。コロナウイルス感染拡大の影響で9000万人以上が期日前あるいは郵送で投票を行っているが、有権者は1億5千万強とされている。現時点で投票率は65%を超えており、1908年以来の最高水準となる。郵送投票が前例のない大規模なものとなり、結果が分かるまで数日、もしかしたら数週間を要する可能性もある。


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