米大統領選挙を目前に控えた時期にツィッターはフェイクニュースの拡散防止のポリシーを厳格化した。ツィッターは世界の大国のリーダーから入る情報のモニタリングを行い、プラットフォームのポリシーに違反したツィートには特別な警告マークが表示される。ただしこうしたツィートは、オーディエンスが様々な意見にアクセスする機会を奪わないために削除されることはない。
11月5日の集計作業の実施されている最中にトランプ氏はツィッターに、民主党員らが集計作業で不正を行っているというポストを8回発表した。似たような内容の8本のポストはすべて、ツィッターの偽情報を警告するメッセージの下に覆い隠され、読めない状態で表示された。
ツィッターの法執行方針を知る消息筋の情報によれば、トランプ氏は短期間で多数の違反を行ったにもかかわらず、ツィッターはトランプ氏のツィートを削除することも、またはアカウントをブロックすることもしなかった。ツィッターがこの警告メッセージに着ける場合、コメントのないままリツィートしたり、ライクをつけることはできなため、ツィートの拡散を防ぐことができるという仕組み。
これより前、ツイッターは、トランプ米大統領の元顧問、スティーブン・バノン氏のアカウントを凍結した。バノン氏は、米連邦捜査局（FBI）のクリストファー・レイ長官と米国の新型コロナウイルス対策を主導するアンソニー・ ファウチ所長に対する中世的な制裁を呼びかけた。
