コストルナヤ選手は78.15ポイントの高得点でSPを首位で通過し、ロシア杯に臨むまでの心境について取材順に打ち明けた。
(トゥトベリーゼ時代よりも低い点数を取ることに)ずっと怖いと思ってた、移籍してから。だって、「裏切り者」とか、「見捨てた」とか言われていて、でも、衝突があったんだから、誰だって自分に何が一番いいか決めてもいいと思う。前のコーチたちに感謝してないとか、恩を忘れたとか(言われるけれど)、そういうことが大事じゃなくて……もちろん、良くないとは思う。だって、プログラムを用意してもらったんだから。でも、人生そういうものでしょう。そんなこともある。私だけが悪いとは思ってないし、わざとじゃない。プログラム作ってもらって、頂いたわ、バイバイ、なんてつもりはなかった。そんなことない。絶対に。でもそうなってしまった。コメントとかを読んでて思ってた。大会のスタートに影響が出るかなとか。テストの滑走でもミスをしたから、評価が厳しかったし。このことをすごく心配していたから、すごく驚いた。こんなに高い評価がもらえて。
また、コストルナヤ選手は昨シーズン、トリプルアクセルをプログラムに取り入れていたが、ショートプログラムでは採用しなかった。注目のジャンプについてはフリープログラムで挑戦する意気込みを見せた。
ショートではまだやるつもりはない。コーチたちとも相談した。だって、仮にミスがあれば代償は高いから。この要素はまだ準備中。明日(フリープログラム)はやるかもしれないけれど、練習で様子を見てみたい。3回転を入れたプログラムはまだ練習が始まって1週間。アクセルは試すけれど、慎重に。
また、新型コロナウイルスの感染拡大による自粛の影響についてもコメントした。
スピンはもっと上手にできたと思う。自主隔離の時に体がほぐせなかった。ジャンプももっとよくできたと思う。
フィギュアスケートロシア杯第4戦は8日から12日にかけてモスクワから南東に位置するカザンで開催されている。
フィギュアスケートロシア杯第1戦と第3戦では、アンナ・シェルバコワ選手が優勝している。第2戦ではアレクサンドラ・トルソワ選手が優勝している。
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