宮崎県の小学校 心肺停止の児童 教員らが連係プレーで救命

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日本の宮崎県宮崎市の江南小学校で9月下旬、授業中に児童が心肺停止に陥ったところを教員6人が連係プレーで児童の命を救った。今月9日、宮崎市が教員に感謝状を送った。朝日新聞が伝えている。

江南小学校によると9月24日午後0時20分頃、教室で給食の食器を片付けていた男子児童が突然倒れたという。児童は心臓に疾患があり、心肺停止の状態に陥った

担任教諭から呼ばれた隣の教室の講師が心臓マッサージを始め、異変に気付いたまた別の講師がAEDを玄関まで取りに行き、また別の講師が119番通報した。AEDで電気ショックを与え、心臓マッサージを再開。養護教諭が児童の名を呼びかけると意識が回復した。その間に救急隊が到着し、無事に引き渡すことができた。約15分間の出来事だった。

同市消防局によると、心臓停止になり救命処置をしなかった場合、生存率は約3分後で25%。救急隊が現場到着に要する平均時間は約9分と言われ、この間に生存率は10%まで下がる。

同校の教員らは心臓疾患がある男子児童を受け入れて以来、4年前から毎年、児童に異変が起きる状況を想定し救助訓練を実施してきたという。

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