北京市で実施予定のデジタル人民元のテスト運用が計画されている。このテストは、10月に深センで実施されたテスト運用と似たようなものになるとみられている。
10月のテストの際には、デジタル人民元が5万人の市民に配布された。利用期間は1週間。市民はこの間に130万ドル分(約1億3700万円)のデジタル人民元を使用し、6万2790件のオペレーションが行われた。
日本銀行は10月、「法的に認められたデジタル通貨の実証実験」の場を今後設ける予定であると発表した。これに関する新たな詳細情報はまだ明らかになっていない。
中国人民銀行の易綱総裁は以前、当局がデジタル人民元に関する法的枠組みを構築する必要があるため、デジタル人民元の即時運用の準備はまだできていないと語った。デジタル通貨を開発する上で特に難しいのは、ユーザーデータの安全性を確保する点とされている。