同大統領によれば、アゼルバイジャン政府はカラバフでの損害を調べ、アルメニア政府に賠償を要求するという。
ナゴルノカラバフで何が起こったのか
今年9月末、アルメニアとアゼルバイジャンは、1980年代終わりに始まった紛争のエスカレートで互いに非難を強めたことで、ナゴルノカラバフ共和国の状況が緊迫した。すべての関係者が完全または部分的な動員を宣言し、戦闘が始まった。
1ヶ月半の間、両国は3度停戦を試みたが失敗に終わっていた。
軍事行動の停止
アゼルバイジャンのアリエフ大統領、アルメニアのパシニャン首相、ロシアのプーチン大統領は共同声明に署名。声明ではモスクワ時間2020年11月10日00時00分よりナゴルノカラバフ紛争地域における完全な停戦が宣言されている。アゼルバイジャンとアルメニアは現在の位置に留まっており、ナゴルノカラバフの連絡線沿い、またナゴルノカラバフとアルメニアを結ぶ回廊沿いにはロシア平和維持部隊が展開。国内の避難民・難民は国連難民高等弁務官の管理下に置かれたナゴルノカラバフ領および隣接地域に戻りつつある。捕虜やその他被拘束者、遺体の交換が行われている。同地域のすべての経済・輸送ラインは閉鎖されており、輸送管理にはロシア国境管理機関も一部協力している。