ジョージア州の再集計作業は「時間の無駄」、「署名の照合作業が必要」＝米大統領

トランプ大統領はツイッターに投稿した中で、「ジョージアで進む再集計作業はただ時間の無駄」とコメントした。再集計作業によって署名が有権者本人によるものかどうかは確認ができないことを理由として挙げている。そのうえで、「急進的な左派の民主党員らに（勝利を）盗ませてはならない」と記した。

​​この投稿を受けてツイッター側はすぐにマークを貼りつけ、「不正投票に関する発言は意見が分かれています」と読者に注意を促した。

民主党のジョー・バイデン氏と共和党のドナルド・トランプ大統領はこの州で接戦となっており、全体で500万票のうち、両候補者の得票差数は1万5000票以下となっている。この州では16人の選挙人を獲得できるが、米国メディアの情報によると、仮にトランプ大統領がこの州で逆転したとしても選挙人の総数でバイデン氏を上回ることはないと見られている。

マスコミは米大統領選で民主党推薦のジョー・バイデン候補が勝利と報じており、バイデン氏もすでに勝利宣言を行っている。共和党推薦の現職のトランプ氏は現時点ではまだ敗北を認めておらず、弁護士を雇い、複数の州で集計作業の停止及び違反が疑われるケースの捜査を求める訴えを裁判所に起こしている。

先にロシアのラブロフ外相は、ロシアとしては米大統領選の公式的な結果を待って、選出された候補者に祝辞を送る構えであることを明らかにした。