アデリナ・ソトニコワ(24)、ユリア・リプニツカヤ(22)のふたりの引退についてトゥクタミシェワは2014年のソチ五輪で勝ち取った金メダルが影響したと考えている。
「勝利のあとは、空虚感がやってくるんです。それがやってきた後に神経を集中させるのは感情的に難しい。勝利の陰に何が隠れているかをもうわかってしまうから。女子選手は成績不調のまま1年を過ごしてしまうと、体調を整え、トレーニングに戻るのはものすごくきつい。これはキャンディーに似てる。甘いものは一度口にするともっともっと欲しくなるでしょう。」トゥクタミシェワは男性用雑誌GQからの取材にこう語っている。
「ソトニコワとリプニツカヤはソチ(五輪)出場のために力も神経もすごく費やしたと思う。高いレベルを長い期間維持するのは難しい。最高レベルで10年間演技し続けられる人は誰もいない。まぁ、イリーナ・スルツカヤ(41)を除いてはね。」
2014年のソチ五輪で金メダルを勝ち取ったソトニコワは翌年の2015/2016シーズンを最後に公式的な大会には出ていない。またリプニツカヤはソチの3年後の2017年、19歳の若さで引退を宣言した。