全体的には副作用がでた場合も反応は弱く、強い副作用が出た場合もワクチンが原因で出たものではなく、一般の同様の反応が出た場合と統計的に一致している。2度目の接種の後は副作用の出方はさらに減った。
接種治験は560人を対象に行われ、そのうち240人が69歳以上の高齢者で、重い持病がなく、医師らが十分な体力があると診断した人が治験者となった。
ワクチン研究グループに参加しているマヘシ・ラマサミ博士はBBCからの取材に、研究者らは今回の結果に満足しており、次はウイルスの防御率を確定することが課題だと語った。研究の最初の成果は数週間後に明らかにされる。
また、すでに2種の新型コロナ用ワクチン「スプートニクV」と「エピバクコロナ」を登録したロシアは、この間、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの混合ワクチンの試験を開始したことを明らかにした。
また「ジョンソン・エンド・ジョンソン」社と「アストラゼネカ」社が、新型コロナウイルス用の独自ワクチンの実験を再開したことを明らかにしている。