ファウチ所長は「支援はすでに進行中である。これは、我々が実際に医療分野にいっそう力を入れて措置を講じなければならないということを意味する。12月末、感染の拡大に関して最も優先度の高い人々へのワクチン接種を開始する」と述べた。
ファウチ所長は、現時点では「国境を閉鎖するという問題ではない」と再度強調。「我々は、マスクの装着や、ソーシャルディスタンスの確保といった簡単な感染対策の強化について言っているのである」と加えた。
ジョンズ・ホプキンス大学によると、米国では1160万人以上がコロナウイルス感染し、25万1900人以上が死亡している。18日、ジョンズ・ホプキンス大学の専門家らは、新型コロナウイルスによる24時間あたりの死亡率が6ヶ月間でのピークに達したと報告。また、CNNテレビは、米国での24時間あたりの感染者数の増加率が過去1週間で29%加速したことを指摘した。
16日、米大統領選で当選確実と報じられている民主党のジョー・バイデン氏は、安全性が認められ次第、モデルナ社とファイザー社のコロナウイルス用ワクチンを使用する構えを示している。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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