ロシア消費者権利保護・福祉監督庁付属疫学中央研究所のアレクサンドル・ゴレロフ研究部長はスプートニクからのインタビューに応え、次のように述べている。「最新のデータによれば、世界における感染者の割合は人口比で1%以下、ロシアではおよそ1.3%です。ですから、現段階では、コロナウイルスの感染はまだまだ継続していると言えるでしょう」。
では、人類が集団免疫を獲得するには何年を要するのか。そしてこの期間を短縮できる要因はあるのだろうか?これについてゴレロフ部長は次のように指摘する。
「大々的なワクチンの接種が行われない限り、状況の安定化と自体の収束は期待できないでしょう。ワクチンは、理想的には市民の95%以上、最低でも70〜75%に対して行われることが望ましく、その場合に初めて状況を安定させ、感染者数を減少させることができるでしょう。
ウイルスの感染は、自然に行けば、普通最大で3年継続しますが、これに影響を及ぼすのは、個人個人の予防対策やソーシャルディスタンスの遵守といった対策です。しかし、やはりもっと重要な対策となるのはやはりワクチンによる予防です。より早い時期にコロナウイルスに完全に打ち勝つには、ワクチン接種を可能にし、これを予防接種のシステムに組み入れるしかありません」。