ゲイツ氏はポッドキャストを収録し、オフィシャルサイトに公開した。音声の中でゲイツ氏は女優のラシダ・ジョーンズさん、および米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士と対談し、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響を検討したほか、将来の人類に迫る新たな危機について話し合った。
COVID-19の終息後、ゲイツ氏は新たなパンデミックが数年以内に再び始まるとの確信を明らかにした。対談の中で、「運が良ければ、それは20年後かもしれない。しかし、それが3年後に始まる可能性を度外視すべきではない」と語った。
ただし、人類はすでにパンデミックに対処した経験を持ち、次のパンデミックにはより迅速に対処できることから、次に人類を襲うウイルスは速やかに終息するとした。新たなパンデミックが始まれば、各国は早急に検疫体制を導入し、PCR検査を実施できるとした。「次回、我々はあれほどのヘマをしない」とゲイツ氏は語った。
ビル・ゲイツ氏はメリンダ夫人と共に、世界保健機関(WHO)をサポートする慈善財団を運営し、新型コロナウイルスへの対応とワクチン開発に数百億ドルを支出している。この結果、ゲイツ氏が新型コロナウイルスのワクチンにマイクロチップを仕込み、それによって接種した人を管理する社会に変えるのではないかとの陰謀論がささやかれている。これについてゲイツ氏や、氏と交流のある学者らは疑惑を否定している。