報道によれば、デジタル通貨の配布は、深セン市で初のテストとして実施される。この場合、暗号通貨は宝くじの購入者に配布がされた。
地元紙は、新しいテストの一環としてさらにもう一つの機能の確認が実施されると報じた。この機能によってオフラインモードでの支払いが可能となる。このためユーザーらは、たとえばスマートフォンなどデジタル人民元の保管用のウォレットを設定した2つのデバイスを互いにかざすだけで済むことになる。
11日、中国政府は、北京でデジタル人民元の利用に関する全市的パイロットプロジェクトを計画していることを発表した。このプロジェクトは深セン市でのテストの分析をふまえて実施される。
デジタル人民元のリリースの正確な日程は明らかにされていない。しかし、中国は2022年の五輪開催時に国有デジタル通貨を利用する準備を行っている。