また、ロシアの中国へのLNG供給量は過去最高を記録した。中国におけるロシアのLNG供給量は9月、1位のオーストラリアに次いで2位となった。一方8月ではロシアは、オーストラリア、カタール、インドネシア、マレーシアに次ぐ第4位だった。
中国のガス田は、国内の燃料需要をカバーできていない。そのため中国政府は、国外から燃料の輸入を行っている。シベリアを走る露中間のパイプライン「シベリアの力」の運用が2019年に開通したことによって、ロシアは同年、中国市場に参入できることとなった。2018年以降、ヤマル半島(ロシア北部)の油田で採掘されたLNGの輸送は、ロシアのノヴァテク社のタンカーが行っている。
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