逃亡したのは20歳過ぎの男性で、背はそれほど高くない元体操選手。
現在、男性はソウルで取り調べを受けており、当局は彼の逃亡の理由を調査している。
こうした方法で国境を越えることが可能なのか確認するため、男性は2回柵越えを行うよう求められた。そのうちの1回では、彼は鉄棒を使って柵を越え、鉄条網が敷かれた地面に着地して見せた。
現在、上からは鉄条網が「押し付け」られて見えるとはいえ、なぜセンサーが機能しなかったのか、その原因の調査が行われている。しかし、当局は、元体操選手という経歴が実際にこうした方法で国境を越えるのを手助けしたとの見方を強めている。
朝鮮日報の記事によれば、この北朝鮮国籍の男性は11月3日に韓国との国境を越え、14時間後に非武装地域で拘束された。彼は亡命を表明している。
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