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ロシアで新型コロナ回復後に記憶障害、集中力低下のケースが増加 神経科医が指摘

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ロシアでは、新型コロナウイルス感染から回復した元患者から、記憶障害、集中力低下の訴えが増えていることが分かった。神経科医らが、ロシア経済紙「RBC」で明らかにしている。

こういった症状の訴えは明らかに増加

ロシアの外科医でリハビリ専門家のコンスタンチン・リャドフ医師によると、このような症状の訴えは秋頃から聞かれるようになったという。

リャドフ医師は、「こういった症状を訴えるケースが増えている。4月や5月にはこのような訴えはなかったが、今ではだるさとか集中力の低下を訴えるケースが出てきている」

ロシア鉄道病院神経科の主任医師、エフゲニー・セレトキン氏は、「時間や空間感覚が損なわれることや、一般的な認知機能障害は、残念ながらよくあることです」と語っている。

また、モスクワのリハビリテーションセンター「トラスト」のアレクサンドル・コマロフ主任医師(神経学)も、「こういった症状を訴えるケースが増加している」と述べている。


原因になりそうなものは何なのか?

医師らは、このような症状にはいくつかの原因があるかもしれないと指摘している。コマロフ医師は、「第一に、ストレスや恐怖などの精神面が関係している。その場合患者にはプレッシャーがかかり、神経障害発症のリスクが高まることになる。第二に、新型コロナウイルスそのものが神経毒性の特徴を持っている」とロシア経済紙「RBC」の取材で答えている。

神経毒性とは、神経細胞に特異的に働く毒のことで、脳の運動機能、感覚機能、感情の状態が乱れなどの症状がおきる。

新型コロナウイルス発症により、肺機能の障害の他に神経系の異常も起こるとされている。感染者の弱った肺は、その機能を十分に発揮することができず、大脳皮質に酸素を供給することができなくなるためだ。

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