ノファリ大使は、パレスチナは双方に都合のよい決定をとるための対話は継続する構えであるものの、そのためにはこの問題を整理するための新たなメカニズムを作る必要があると指摘している。ただし米国がこの問題に介入することについてはノファリ大使は一方的な問題調整であり、受け入れられないと語っている。
ノファリ大使は、ロシアはパレスチナ、イスラエルの調整で主要な役割のひとつを演じうると指摘し、パレスチナは中東カルテッドないし、国連安保理5か国の枠内で新たな国際メカニズムを形成することは不可欠と述べた。
ノファリ大使は「我々はイスラエルが連合、1つの国家と様々な形式を語っているのを目にしているが、我々は唯一受け入れられる解決法は2つの国家の形成であると語っている」と指摘した。
これより前、イスラエル大統領はパレスチナとの和平の必要性を明らかにしていた。
世紀の取引
トランプ米大統領は1月28日、 イスラエルとパレスチナの和平案「世紀の取引」 の内容について明らかにした。 同案は同地域の紛争に終止符を打つとしている。 同案はパレスチナの独立国家建設と非武装化、 イスラエルのヨルダン川東部管轄権の保持、 エルサレムはイスラエルの不可分の首都となることを見込んでいる 。イスラエルのネタニヤフ首相は、この「取引」 により東エルサレムの「分断壁の向こう」 アブディス市がパレスチナの首都として認められると述べた。 パレスチナ自治政府のアッバス議長はこの和平案を退け、 パレスチナはイスラエルを首都とする1967年国境ラインでの国 家承認を主張すると発言した。