「レイプ魔で虐待者」 スペイン女子サッカー選手 試合前にマラドーナへの黙祷を拒否

© REUTERS / YARA NARDIマラドーナへの黙祷
マラドーナへの黙祷 - Sputnik 日本
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スペイン女子サッカークラブでは11月29日、ある女子選手が先日死去した伝説のサッカー選手、ディエゴ・マラドーナ氏への黙祷を拒否する出来事が起こった。黙祷を拒んだのは、女子サッカークラブ「ビアヘス・インテリアス」に所属するパウラ・ダペーニャ選手だった。

​その日にはスペイン女子サッカーリーグの試合開始前にマラドーナ氏を偲んで「1分間の黙祷」が行われたものの、ダペーニャ選手は黙祷を拒否。背を向けて芝生に座っていた。

試合終了後にダペーニャ選手は、「何が起きているか理解できるように、私はあのようにする必要がありました。ですから背を向けて芝生の上に座ったのです」と語っている。

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ダペーニャ選手は後日、メディアで黙祷時の行為について明らかにしている。

「数日前には『女性に対する暴力撤廃の日』がありました。しかしその日にはサッカーリーグから何らかのアクションはありませんでした。妻を虐待した選手のために1分間の黙祷を捧げる…私はフェミニストとしての理想からすると、そのような人物を評価することはできませんでした。」

また同選手は試合後に、マラドーナ氏が「強姦者、小児性愛者で虐待者」であることを示すビデオが存在すると述べている。

ダペーニャ選手が黙祷を拒否した様子を捉えた写真はネット上で拡散され、同選手に対し批判が殺到した。またその中には脅迫文もあるという。

ダペーニャ選手は、「サッカーは最も男性的なスポーツです。少しずつ変えていかなければなりません」と指摘している。また同選手は、自分がしたことは故人に対する軽蔑ではないと述べ、あの黙祷の際には「叫んで沈黙を破ることはできた」が、実際には芝生の上にただ座ることにしたと語っている。


マラドーナの死

ディエゴ・マラドーナ氏は、歴史上最も有名なサッカー選手の1人。1986年のワールドカップで優勝した際にはアルゼンチン代表のキャプテンを務めた。同氏は2020年11月25日、心不全で亡くなった。この死に関してマラドーナ氏の主治医に過失致死の疑いがかけられている。またマラドーナ氏は、不祥事の中心になることを繰り返し行ってきた。同氏は、サッカーのキャリア後半期にはコカインに依存していた。1991年には検査で薬物が検出され、15ヶ月の試合出場停止処分を受けている。

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