カジアニス氏は自身の報告の中で、金委員長とその家族、一連の北朝鮮高官はすでにワクチンの接種を受けたと指摘する。その際ワクチンはどの企業のものか、安全性が確認されているのかなどは明らかではない。中国外務省はこの情報について肯定も否定も行っていない。
一連の専門家らは、北朝鮮の指導者がワクチンの接種を実際に行うことが可能だったのか疑問視した。
数年前に脱北した感染症の専門家のチェ・ジョンフン氏は、「中国のワクチンがすでに承認されたとしても、(略)彼はそんなリスクは負わないのではないか。彼にはほぼ完全に隔離が保障されるたくさんの避難場所があるのだから」とコメントした。