クリスマスマーケット開催を断念したのは仏のストラスブール。昨年はこのイベントに200万人が訪れた。ストラスブールは仏で外出禁止令が出されている都市のひとつだ。他にはパリ、リヨン、マルセイユなどが並ぶ。住民は21時から5時まで外出禁止、パーティーは自粛、通勤には許可証が必要となり、レストランやカフェは21時に閉店する。
「デジタルクリスマス」を呼びかけているのはスコットランドのジェイソン・リッチ保健分野顧問。同氏は家族など、大人数で集まることはできないと呼びかけている。
ドイツのベルリンもクリスマスマーケットを中止。ドイツではデュッセルドルフが唯一、マーケットが開かれる都市となる。
同じくコロナウイルスの影響でベルギーでも深夜0時から朝5時まで外出禁止。クリスマスマーケットは中止となり、カフェとレストランは1カ月の休業が決まった。
スペインでは2021年5月9日まで特別体制となり、カナリア諸島を除く全国に23時から6時までの外出禁止令が敷かれている。地域によっては1時間早く外出禁止時間を設定するところもある。外出は正当な理由がある場合のみ可能。6人以上で集まることはできない。
モスクワでも新年のイベントやクリスマスマーケット、フェスティバルが中止された。2019年12月13日から2020年1月12日までモスクワでは新年フェスティバル「クリスマスへの旅」が開催されていた。モスクワ市によると、昨年のこのフェスティバルは開催期間、入場人数ともに過去最高で、2600万人以上が訪れたという。
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