ティナ・ギブソンさん(29)は「天にも昇る幸せ」と語る。「この話をすると今でも涙が出てきます。5年前に娘を2人授かると言われても信じなかったでしょう」という。ギブソン夫妻は自然に妊娠することができなかった。ティナさんの長女は2017年に誕生。どちらの胚も遺伝子的に姉妹で、1992年に凍結されていた。ティナさんは当時1歳ということになる。
ティナ・ギブソンさんは小学校教師、夫のベンさん(36)はサイバーセキュリティの専門家。2人はキリスト教のNPO「国立受精卵提供センター(NEDC)(テネシー州ノックスビル)」に連絡をした。
NEDCは17年前に設立。それ以来、数千もの胚が移植され、誕生してきた。同センターによると現在米国では推定100万個の凍結胚が保管されているという。
凍結胚から生まれる子と養子縁組を希望するカップルは通常、200-300件の提供者プロフィールを閲覧できる。プロフィールには提供者の人口統計学上の属性データなどが記載されている。