インドで原因不明の病気が集団発生 州政府、感染症説は否定

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インド南東部アンドラ・プラデシュ州エルールで発生した原因不明の病気について、同州政府のムチャラ・ラジュ・レヴ報道官は感染症ではないことを明らかにした。

エレール市およびその近郊で多数の市民が一度に原因不明の病気に侵されたのは12月6日、日曜。この結果、1人が死亡、300人近くがめまいやてんかん、失神、口から泡をふく、震えなどの症状を訴えて病院に搬送された。

患者の血液検査や頭部CT検査、脳脊髄液検査では原因は特定できていない。一方でタイムズ・オブ・インディア紙は、有毒な有機塩素化合物と蚊避けの薬剤が原因ではないかとという説を報じている。

行ったが、こちらも正常であることが分かった。この病気の原因は、微生物の培養検査で判明する可能性があるかもしれないという。

この病気の原因究明のため、現地にはインド国立栄養研究所、化学技術研究所、全インド医学研究所の医師らが派遣された。

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アンドラ・プラデシュ州政府の報道官は「未だヒトからヒトへの感染はなく、罹患における年齢の別もない。エレール市の給水システムが通っていない地区でも発症例がある。また毎日、ミネラルウォーターしか飲んでいない市民もまた罹患している」と述べている。

同様の症状は児童も含む340人に見られた。未だに157人が入院、168人は退院したが、1人死亡している。

州政府は原因解明のために5万7000軒以上の家屋を調べたほか、市内の数か所で飲料水のサンプル検査も行われたが、異常は一切見つかっていない。

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