ロイター通信によると、フランスの農場で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたのは今年初めて。なお、今年11月にはオート=コルス県で国内初のH5N8型鳥インフルエンザの発生が確認されていた。
鳥インフルエンザ発生を受け、飼育されているすべてのアヒルを殺処分することが決定した。フランスのドノルマンディー農相の指示を受け、約200~300羽が処分された。フランス農業省は、フランスでは11月17日から鳥インフルエンザの感染が拡大する危険性が高まっていると発表した。
先に、複数の国の当局が、鳥インフルエンザが発生したと発表した。
日本などその他諸国の鳥インフルエンザ
西日本の広島県では鳥インフルエンザ検出により、既に少なくとも13万4千羽の鶏が処分される予定。5日にNHKが報じた。
同県三原市の養鶏場が感染源であることが確認されている。
12月2日、香川県三豊市にある2か所の養鶏場で新たに鳥インフルエンザウイルスが検出された。香川県はニワトリ37万羽余りの処分を進めている。同県の養鶏場での鳥インフルの確認は今シーズン10例目となった。福岡県で9万羽が殺処分されたが、それでもおよそ100万羽が処分された香川県に比べれば規模は小さい。
ここ数週間、欧州の複数の国や中国でも、鳥インフルエンザH5N8ウイルスが検出されている。これより前、オランダとドイツを鳥インフルエンザH5N8亜型が襲ったと報じられた。デンマークでも鳥インフルエンザH5N8亜型が検出され、ニワトリとアヒル計2万5千羽が殺処分されるという。
鳥インフルエンザのウイルスはどれほど恐ろしいのか? 世界保健機関(WHO)はどんなアドバイスをしているのか?スプートニクが検証した。