バイデン氏は「今日のFDAによるバイオエヌテックとファイザーの新型コロナウイルスワクチンの承認は、この暗い時期に明るい光となった。このワクチンを開発した研究者と科学者に感謝している」と述べた。
10日、米食品医薬品局(FDA)は、緊急事態下でのファスト・トラック制度に基づき、バイオエヌテックとファイザーのワクチンの登録を承認するよう幹部に勧告した。専門委員会は、最終投票で「ワクチンの使用による利益はリスクを上回る」という決断を下した。委員会のこの勧告は、今度はFDAの幹部が審議する。
9日、このワクチンは、16歳以上の被験者3万8000人近くが参加した治験で安全基準が示され、緊急使用に障害となるような問題が発生しなかったことから、米食品医薬品局(FDA)によって有効性が認められた。
10日には、カナダの保健省が製薬企業ファイザー社とバイオエヌテック社の新型コロナウイルス用ワクチンの使用を承認した。
ファイザー社のワクチン
ファイザー社の情報によれば、臨床試験の段階で製薬の効果が95%超という結果が示された。同社によれば、ワクチンは2段階で投与がされ、接種後28日で新型コロナウイルスからの予防効果が表れるという。今年末までにファイザー社とバイオエヌテック社は、5000万ワクチンの生産を予定し、2021年にはさらに13億本を計画している。
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