そのガイドラインには、客室乗務員がトイレを使わなくても済むように使い捨ておむつを使用するようにとの驚きのアドバイスが記載されている。
個人用防護具(PPE)に関する項目では、感染リスクの高い国を発着する便の客室乗務員に対して、医療用マスク、2層の使い捨て医療用手袋、ゴーグル、使い捨ての帽子・防護服・靴カバーを着用するように勧告されている。
このガイドラインには、航空機や空港で実施する衛生対策について記されている。
また、使い捨ておむつに関しては、「客室乗務員は感染リスクを避けるため、特別な状況を除き、使い捨ておむつを着用してトイレの使用を避けることが望ましい」との説明がなされている。
機内にはトイレの数が限られており、パンデミック以降、感染リスクに関して度々指摘されていた。日本の航空会社ANAは今年、手を触れることなくドアの開け閉めができるトイレドアの開発を行っている。またボーイング社は、2016年に紫外線を使って自動で殺菌できる機内トイレを開発。同社は現在、客室や座席まわり、トイレなどを消毒する紫外線ランプの開発・テストを行っている。
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